母から娘へ 桐(きり)のおはなし(再掲)

本日は家紋のおはなしです。

家紋はそれぞれの家を表すものですので、ほとんどの家に家紋はあります。
知らない方は、お墓などで確認すると早いです。

代表的なポピュラーな紋に五三桐(ごさんのきり)があります。
かなりのお家で使われています。

子どもへ伝えるもの

花序につく花の数が3-5-3の五三桐





レンタルの留袖などに入っている紋もほとんど「五三桐」です。
ですから新しく作る着物に
家紋が元々、五三桐でしたら良いですが、
「とりあえず五三桐の紋を入れて」というのは、非常にもったいない話です。
それは、せっかく作ったのに、
「わ」ナンバーの車を乗っているようなものです(笑)



しかし、それくらい庶民に根付いた五三桐。
紐解くと、日本人にとって桐は非常に縁のある植物であることが分かります。


桐は神話の瑞鳥である鳳凰(ほうおう)子どもへ伝えるもの
とゆかりがあり,
鳳凰は金閣寺の屋上や
新1万円札にも描かれています。

子どもへ伝えるもの
鳳凰は
鳳(ほう)がオスで
凰(おう)がメスです。
二羽ではじめて、鳳凰になります。

桐と縁が深いのは鳳凰が
桐の木の住み 

竹の実をついばみ

五色の羽をもち 

五音の音色で鳴く


といわれ桐は神聖な木として扱われてきました。


桐はご存知のように
火にとても強い木材です。
ですから、桐箪笥はすごく重宝されてきました。

なんと高温多湿の夏は膨張して、湿気の進入を防ぎます。
乾燥した季節になると収縮し、風を通します。

しかも火事になっても表面だけ焦げて、燃え尽きません。
そして中身を守ります。
四季のある日本の風土に合った木材なんですね。




その昔、娘が生まれると庭に桐の木を植えたそうです。
そして娘が嫁入りの時に、成長した桐の木を切り
たんすにして嫁入り道具にしました。


桐は火に強いことから「火ぶせの木」といわれています。

「火に強い」「災難に強い」

「よく成長する木」「生命力の象徴」として
娘の無病息災、不老長寿を願った親心がみえます。



着物の文様でも「桐竹鳳凰文」というのがあります。
送る娘への愛のメッセージが詰まっていますし、
何処に出しても恥ずかしくない文様ですので、今でも母親に人気です。


当然、皇室でも菊の御紋に次ぐ
位の高いのが五七桐(ごしちのきり)紋です。
嵯峨天皇の時代から天皇の衣類に使われてきました。
以前の記事でも嵯峨天皇でしたね、不思議です!!


足利尊氏や豊臣秀吉なども天皇から賜り使用していました。
したがって五七桐は「政権担当者の紋章」として認識されるようになりました。


現在も総理大臣の演台や官邸の備品には使われています。
$子どもへ伝えるもの

皇室や日本政府を表す紋となっています。


鳳凰は
良政が施されているときに出現し、その際には一切の風や音は止み、
静寂とともに、その五音の声が鳴り響くとされている。






現在の日本に再び鳳凰が現れてくれるでしょうか?





それはたった一つである日本で

日本人の手によって政治を取り戻し

おじいちゃん、おばあちゃん達への言われのない汚名が晴らされ

正しい歴史と文化と誇りを

そして、子ども達の笑顔を取り戻した時

五色の羽を僕らの前に見せてくれるかも

しれませんね


そんなふうに僕は思います





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1. 無題


凄く勉強になりました。
 我が家は、核家族で何も無い処から出発でした。
 其の為に紋が有るのは、息子の宮参り着物と娘が結納を貰う時にあつらえた広盆に紋が有ります。
 家の中に自分の家の紋が有ると思うと嬉しい物ですね。

2. こんにちは


>きりちゃんさん
コメントありがとうございます。
御返事遅れましてすみません。

そうですね、現在で紋に触れる機会は
御宮参りの祝着、色無地など一つ紋、
お盆や風呂敷、お墓、留袖、黒紋付などでしょうか。

こう並べると着物が多いですね(笑)

紋を大事にしてきた日本人の想いは
後世にも伝えていきたいものです。

ご訪問ありがとうございます。
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